待望の続編!!です!!!
あなたのオリジナルJ.M.WESTON!
こんな形で今、オリジナルJ.M.WESTONを募集しています。(今の名称はパーソナライズドエディション、ちょっと前まではスペシャルオーダーと呼ばれていたのでこのあとも混じって出てきます)
オーダー内容を練る参考に、そして何よりカッコいいオーダー品に触発されてボーナスでパーソナライズドエディション作っちゃう方が増えますように!!という企画です。
もちろん個人的に見たい/作りたいというのもありますが……。笑
さて、またまたご応募いただいてしまいました今回のオーダー品は……!?ぜひお楽しみに!!
応募くださった皆さん、ありがとうございます!!そして触発された方からの報告・投稿、無期限にお待ちしております!!
T.Oさんの場合!
というわけでT.Oさんのスペシャルオーダーはこちら!!!
ハントだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
これまたとんでもないモデルをご投稿いただきました……!!
皆さんもそろそろおわかりかと思いますが、ハントのオーダー品はこうしてたしかに存在している……!!
これが氷山の一角であるならば、あと58足くらいは日本にオーダーハントが存在することでしょう。集めたい……このブログで……お披露目したい……。
しかしこれはなんて凛々しいハントでしょう……!!黒かタンブラウンというハントの既成概念を打ち破るシックでスマート、理知的なネイビー!!やっぱりネイビーのハントはカッコいいですね??
んん?そしてどうやらもう1足……?
ゴルフだあああああああ!!!!
え?どういうこと?どういうことなの??ということで、T.Oさんのコメントを見てみましょう!!
2016年にハントのオーダーをしました。
通常のハントが気に入りもう一足と思い黒を買いに行ったのですが、オーダーも良いかもと。
オーダーは、
革:ネイビーブルーのノヴォカーフ
ウェルト:茶色
ソール:ウェッジソール
です。
ハント色ち買い……と思いきや、オーダーという豪胆なご選択!!!!しかし後にも出てきますがここでオーダーされたのはご英断だったと思います。
これはネイビーのノヴォカーフだったのですね。2016年当時、ゴルフのダークブラウンはノヴォカーフでしたが、当然のことながらネイビーはレギュラーラインにはありません。ハントは言わずもがな、ブラックかタンブラウンのロシアンカーフです。(今やロシアンカーフはハントだけになりそうですが)
J.M.WESTONが言うノヴォカーフ(Novo Calf)はフランスのタンナー、Haas社のNovonappa Calfかと思われます。
(2022.2.12追記:現在は廃番でパーソナライズエディションでも使用不可とのこと。コメントいただいたこりこりおさま、ありがとうございます!)
Haas社はユタカーフなんかも作っているので馴染みの深い方もいらっしゃるかもしれません。
ノヴォカーフの特徴としては、
- コンビなめし
- ナチュラルな仕上げのためキズやトラを隠すような処理は最低限
- しなやかさと丈夫さのバランスが良い
- 美しいパティーナ(経年のツヤ)が出る
ということが言われています。(Rocky Mountain Leather Supply より)
また、ナチュラルな仕上げのため、ブランドによっては革の使う部位を厳選して傷などの欠陥がないところだけ使うとも記載があります。
T.Oさんの靴を見る限り、オーダー品ということでまさに厳選されたノヴォカーフが使われているのでしょう。ナチュラルビューティーな革の表情とスキンステッチやノルベジェーゼといった職人技のマリアージュ!!!古今東西唯一無二!!
ハントはノルベジェーゼ製法のため、アッパーをウェルト上に折って縫います。なので、ウェルトも上から見るとネイビーが効いています。シックですよね?スマートでカッコいいですよね???
革底も良いのですがここまで頑丈ならウェッジソールなら完璧では無いだろうかと思い頼みました。
そしてこのウェッジソール。ゴルフに使われているものですね。たしかにハント+このソールは無敵のチョイス……!!
ステッチは当時はオーダーができませんでしたので、ウェストンの本社任せです。
(白を頼みたかったのですが断られました。しかしステッチは後から眺めてコレで良かったと思っています)
そして驚きの情報!2016年のスペシャルオーダーではステッチ色は選べなかった!?
もでぃふぁいど は2016年12月にオーダーしてステッチ色変更できたので、2016年のどこかで変更があったということですね。
2023/1/10 追記:T.Oさんから補足いただきました。ハントだけはオーダーできる内容に制限があったとのこと。「アッパー、エッジ色、紐色、ソール材質ぐらいだったと思います。」「アッパーの選択肢もものすごく少なかったです。」とのことで。ハントはスキンステッチやノルベジェーゼを施す関係上、それに耐えられる革は必然的に少なくなるのでしょう。
しかし、もでぃふぁいど がステッチを白にしたのは、気に入らなくてもあとからクリームで染められるから、というスケベ心からであって、T.Oさんのおっしゃるように最初からネイビーで全然良かったとも思います……。笑
横から見たときに茶色とチャコールのウェッジソールの詰み具合が気に入ってるポイントです
そう、そしてこのお写真!!!積み上げのグラデーションがたまりません!!!!J.M.WESTON版アンティークエッジとでも言いましょうか。
もでぃふぁいど もマジでウェルト〜ソールはダークブラウン(もしくはナチュラル)にすれば良かった……!!という反省ポイントをずっと引きずっています。笑
肝心の歩き心地ですが正直良くはありません。何故かと考えると恐らくほとんど入ってないコルクのせいかと。普通のコンクリートを歩くと反動をガツガツ受けてしまいちょっと気分は良く無いです。
面積がでかいことも影響してるかもしれません。ゴルフは問題ないですから。
これは貴重なご意見です。もでぃふぁいど もハントのリソールは可能であればウェッジソールにしようかと思っていたくらいです。(原則、ついていたソールでのオールソールになるとHPには記載があります)
まぁそれ以前に他の修理屋に出してしまったので純正ではもう修理ができないのですが……
たしかにゴルフはあのソールでも快適なんですよね。不思議です。
そしてゴルフも同じ仕様で兄弟みたいに作ったら良いのではないかとまた同じ仕様で頼みました。インソック以外は全く同じです。
ゴルフなので全く問題なく、またノヴォなので馴染みも良くていくつか保持するゴルフの中で1番好きです。
そしてここで、こちらのゴルフの話になります!!
2016年当時、ネイビーのゴルフってレギュラーでは展開しておらず、トゥモローランドでボックスカーフのネイビーの別注を見たことがありますが、もちろんノヴォカーフとなると完全にオリジナル!!
馴染みよく、そしてこの自然なツヤ感!!!甲のあたりのシワの細やかさやツヤは特筆モノです!!このあたりは本当にオーダーならではですね。
インソックはハントはネイビー、ゴルフは黒
コレは黒が良かったかと思います
いやいや、どちらも大変にステキです。
レギュラー品はナチュラルのライニングが多いので、色アリなだけでグッと特別感が出ます。
心なしかゴルフのブラックのライニングのがツヤが出ていますが、革の種類が違ったりするのでしょうか?
クロケットのハンドグレードみたいな、ツヤツヤ革のインソックに憧れがあるので気になります……。
ハントはヨーロッパ旅行にも連れてゆきガンガンに履きこみました
一週間以上替えなしで履き続けると言う状況、インスブルックのスキー場のゲレンデも難なくこなしました
ただ底がハードなため静かな板張りの美術館だと1人だけ恐ろしく靴音がやかましかったのは閉口しました。
これも貴重なご意見!!&体験!!
1週間以上ハント履き続け!!!!!
個人的にも、ハントのフィッティングは他のウエストンより楽だと感じます。ただ旅行となると逃げ場なしというか(笑)、これで途中足痛くなり出したら残りの旅程どうする??みたいな不安があってまだ履いて行ったことがありません。
それを10日以上も!!!
もでぃふぁいど も次回、旅行があればハントで行ってみようかな……。
そしてインスブルック!!オーストリアですね。スキー場はこんな感じ。(調べました)
美術館でこそ音が目立ったかもしれませんが、これはウェッジソールじゃなきゃゼッッッッッッタイ無理!!!!!
まぁノーマル仕様のヒールはスチールなので、これはこれで音はヤバいんですよね………
そしてエイジングを遂げたハントがこちら!!!
ぐあああああカッコいい!!!!!
落ち着き払ったネイビー、柔和な表情のシワ、ノルベジェーゼとライトアングルステッチの相似形。たまらんです。
そして気付かれた方は気付かれたかもしれません。
見てわかる通り余り白紐は良くないです。即ネイビーに替えました。
シューレースは早々にチェンジ!!個人的には白もかわいくて好物ですが(笑)、ネイビーでワントーンに揃えるとキリッとしまりますね。
そして紐にも秘密が……!?
ハントの方は紐に洗いをかけてやれた雰囲気にして使ってます。ゴルフも今度やらなくては。
紐に洗いをかける……!!ネイビーの紐から感じた靴との馴染みの良さはこんなところにもヒミツがあったのですね!!
今やハントは値上げでこの時のオーダーとほぼ同じ定価になってしまいました
というわけで、コレです。笑
2016年なら、今のハントの定価でオーダーまでできた!!!!!
このままいけば……2028年に定価で買うのと、今ハントをオーダーするのは同じ価格!!ということです。
つまり、買いどきはいつだって今なんだぜ、という結論が待ってます。
今すぐお店へGo!!
ロシアンカーフで兄弟靴がありますので並べてみました
何処にも一切アップされてない靴たちです
そして兄弟は兄弟でも実はなんと4兄弟だったという!!!笑
「こんなん幸せやん……」と思わず1人ごちてしまいましたよ。幸せ大家族。どの靴もしっかり履かれ磨かれてきたという自負が堂々たるたたずまいに表れています。
趣旨に賛同したのと、以前の「100日後」の記事で楽しませていただいたお礼を兼ねて送らせていただきました
今後も何処にもあげないと思います
ハントのオーダーはほぼ一年待ち
流石に値段が値段だしどんなの来るか相当緊張して待ったのも懐かしいです
というわけで、こちらの靴たちを眺められるのはT.Oさんの他は世界中探してもこのブログだけです!!(とても嬉しい人)
もう一度眺めてみましょう。やはり幸せ以外の何者でもないことがわかります。
もでぃふぁいど が感じたオーダーのポイント!
ネイビー、楽しい!!
ネイビー、楽しいです。
というのも、黒よりは色の変化の幅があるのです。濃くするのか、薄くするのか、はたまたネイビーと言っても緑っぽいネイビー、紫に近いような赤めのネイビーがあるので個人的にはどんなクリームを塗るのか?と考えるところからしてエイジングが楽しいです。
黒のほうが服に合わせやすいのはある気がしますが、ネイビーも濃い色なので何も考えずに合わせてます。少なくとも、英国靴のチェスナットみたいな色よりは合わせやすいです。(ウエストンのタンブラウンは赤みが抑えられていて合わせやすいのですが)
つまりネイビーは履いて良し、磨いて良し……!!やっぱりかっこいいですよね、この靴。やっぱりハント。ハントのオーダーはいいものです。(個人的にできるかどうかは別として
かと思いきや、やっぱりゴルフも良いですよね。このコロンと可愛い親しみやすさ。ゴルフも良い。ウエストン、恐ろしい靴屋です。
一口にネイビーと言ってもたくさん革があるので、ぜひ色々見てみてください。好みドンズバな色味や質感の革があるかも……!!
兄弟靴に憧れる
これはもうポイントというか、完全に個人の感想ですが、兄弟靴っていいですね……!!
どうにも靴に関しては浮気性なもので、「俺はこの靴で生きていくぜ!!」みたいのが定まりません。そんな人間からすると、この一貫性しか感じないラインナップはもはや憧れです。いやぁしかしどの靴も良いツヤ。素晴らしいエイジングです。
ウェルトの色はぜひブラック以外も!
ウエストンの既製品て黒いウェルトのモデルが多いじゃないですか。せっかくのオーダーなので、ダークブラウンやナチュラル色のウェルトも検討したいところです。だってアッパーから連なるこのグラデーション、最高ですよね???
これは、もでぃふぁいど がずっと後悔……までいかないですが、次回のオーダーに活かしたいポイントです。黒以外の靴ならぜったいウェルトは茶系にしてやるんだ……!!
黒にすればちょっとフォーマルになるから、仕事にも履いていけるかな?とか、いいんですよ。
ウエストンオーダーしちゃうような方は、仕事に履いていくべき靴は他にたくさんお持ちorすぐに揃っちゃうと思うので、カジュアルに履く靴ならカジュアルに振るべきでした(自戒
というわけで、改めてですがT.Oさん、今回はステキな靴たちをご紹介いただきありがとうございました!!
この記事を見てオーダーに走る方が増えますように……!!
今日のモディファイ!
2023年、どうせたくさん靴を買っちゃうのなら、2足我慢してウエストンでオーダー。
あると思います……!!!実はシューツリー込みのエドワードグリーンくらいの価格ですからね、好きに作れるのは結構アリだと思っています。マジで。
こちらをみてノヴォカーフのsoよいな、とお店に行ったら現在はノヴォカーフの取り扱いなかったです。。残念…
こりこりおさま
コメントありがとうございます!
ゴルフのが廃番になった際になくなったんですかね……
記事にも追記しておきます……