物欲が燃えあがりますが、財布がついていかない、もでぃふぁいど です。
今日はこれからの時期、ローファーを探している方に1つ新しい選択肢を。
ローファーの季節!!
もう初夏の陽気ですね。正直に言えば、チャッカブーツを履いている場合ではないです。
この時期履きたいのはローファー、ローファーなんですよね!!!
もでぃふぁいど もJ.M.WESTON 180と
Crockett & Jones Cavendish3を
愛用しています。
修行を要するものの、まるで自分のために誂えたかのようなフィッティングの180に、最初からストレスなく快適に履くことができるCavendish3。
しかし、仕事に履いていくにはいささかカジュアルなラインナップです。
端的に言えば、黒いタッセルローファーが欲しい、とはずっと思っていたのです。
イケメンの思い出
あれはいつの日だったか……湘南の海辺をうろついていたあの日……。
初夏の風吹き渡る国道を渡ろうと、横断歩道の信号を待つ、もでぃふぁいど 。
行き交う車の向こう、向かい側にイケメンが1人。そして、イケメンの足元に黒光りするイケメンタッセルローファー。
めっっっちゃイケメンでした。
たぶんオールデンの664だったと思います。
オールデン/ALDEN シューズ メンズ コードバン タッセルモカシン BLACK 664-0001-0001
オールデンと言えばタッセルローファーの祖と言われていますね。
そんなわけで、黒のタッセルローファーを買うならいつかはオールデン!と思っていたのですが、思わぬ伏兵が……!!
J.M.WESTON173?
実は180シグネチャーローファー……ペニーローファーで有名なウエストンにもタッセルローファーはラインナップされています。それが173タッセルローファー!!
オールデンがどっしりボリューミー、堂々とした出で立ちなのに対し、こちらはフランスというお国柄か、エレガントな印象。モカ縫いも手縫いでスキンステッチです。(そのため値が張りますが…)
ラスト18?
このタッセルローファーに使われている木型はラスト18。
木型(ラスト)とは靴の形のもととなる型のことで、各メーカーとも長い歴史の中で最高のフィッティングを求め色々な木型を作ってきました。
ウエストンの木型にはそれぞれ番号が付けられています。641ゴルフであればラスト31。598であればラスト22。などなど。
ウエストンはモデルによって木型が異なることが多いのも特徴です。
そんなわけで、タッセルローファーのラスト18も結構レアな木型。
もはやノーマークに近い木型でしたが……履かせていただいてビックリ!!!
なんじゃこりゃ!!!!
土踏まずの突き上げ感がすごい!!!カカトも掴まれる!!!
これだけなら色々な靴で言われるんですけどね。他と比べてもすごいんです!!!
「紳士靴界の土踏まずフィットと言えば!」のオールデンのモディファイドラスト。「突き上げ感」とも言われるように、土踏まずの一部を持ち上げる感覚が強いです。
それに比して、こちらのタッセルローファーは「土踏まず全体が強く持ち上げられる感じ」です。持ち上げ面積もでぃふぁいど 比1.5倍くらい。
また「土踏まず全体のフィットとカカトのフィット感」と言えば、エドワードグリーン ラスト202です。
これと比べると、今回のタッセルローファーはアーチ全体にフィットする感覚は似ていますが、持ち上げ感はより強いです。もでぃふぁいど 比1.5倍くらい。
Cavendish3も同じくアーチとカカトのフィッティングで楽に履くことができる木型ですが、これより1.8〜2倍くらいキましたね。
そんなわけで個人的には大当たり、すんごいフィッティングでした!!!
一躍この夏履きたい靴に堂々のランクイン!!!
しかし!!財布が!!!ついていかない!!!!
今日のモディファイ!!!
取り扱いがJ.M.WESTON丸の内店か、銀座店しかないようなので、近くにお立ち寄りの際は是非履いてみてください!