もでぃふぁいど の靴棚!!!Crockett&Jones Cavendish3!!!

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皆さんいかがお過ごしでしょうか。革靴に対する妄想で2万字は書いている、もでぃふぁいど です。

今日はこの靴、Crockett&Jones Cavendish3!!!

この靴棚カテゴリに共通のことですが、、、一通り履きこんで、今思うこと、というスタンスで書いています。たとえ履く前には気に入っていたディテールも時が経てば当然になってしまったりとか。そういうことってよくあると思うのですが、、、

何年か履いても色あせない、各靴ならではのもでぃふぁいど が感じる魅力、という観点から見てもらえれば幸いです。

まぁ、魅力を網羅することが目的ではないので、普通のカタログなんかと比べるとヌケモレなんかは発生しているよ、ということです。笑

1.もでぃふぁいど が感じるクロケット & ジョーンズキャベンディッシュ3!!

1.1コンフォートな木型!!!

ちょうど良いかかと

キャベンディッシュ3は同社のキャベンディッシュの木型であるラスト325をモディファイしたラスト375で作られています。

靴を作る際には木型、と言われる足成りに削った木に革を沿わせ、クセ付けすることで靴の形にします。

足成りに、とは言っても既成靴においては、千差万別の人の足に合わせるための汎用の木型になるので、そこに各社のノウハウが詰まっています。(ビスポーク、つまりオーダーメイドであれば、自分の足に合わせた木型を作ってもらえます)

靴のどの部分を当てて足に固定するのが良いだろう?そのための寸法は、どの部分なら個人差が少ないだろうか?そもそも、どのように足にフィットさせるのが歩きやすいだろうか、気持ち良いのだろうか?デザインを殺さずに履き心地の良い靴を作るにはどのような形が良いのだろうか?

その答えは木型の数だけあります。

クロケット&ジョーンズは世界一多くの木型を持つファクトリーと言われています。

それだけのバリエーションをもって色々な人の足に対応できる靴を作ることができるファクトリーというわけです。

モディファイの素体となったラスト325はクラシカルなローファーの汎用ラストでしたが、ラスト375は更に、土踏まずとカカトのフィット感を向上させるモディファイを施した木型です。曰く、日本人向けラストであると。

そもそも極東の島国で暮らす我々のためにラストを用意してくれるのがありがたいことです。

我々の足の形は生活スタイルによっても変わってきます。生活スタイルの変化、交通の発達や、デスクワークの増加等、ライフスタイルの変化に合わせて足の形も変わってきているのです。

具体的には幅は細く、甲は薄く、カカトは小さく、といった傾向にあるようです。足使わないからですかねぇ。

そういう意味で、伝統ある木型を世のライフスタイルに合わせてアップデートしていくのは、個人的には良いことだと思います。

で、前置きが長くなりましたが、ラスト375です。

これはもう土踏まずとかかとで足を固定する木型なので、非常にコンフォートです。履き始めから、辛い部分がない。サイズ次第ですが、慣らしもほぼ必要ないでしょう。

もでぃふぁいど は普段UK7Eを履くことが多いですが、ラスト375もUK7Eでコンフォートなフィッティングです。

足に沿った心地よい土踏まずのフィット感に、しっかりついてくるカカト。さすがはローファー界のイノベーションラストです。

1.2ウィスキーコードバンのエイジング!!!

なとりやさんの9905
https://blogs.yahoo.co.jp/jtdnc676

オールデンでウィスキーコードバンのモデルを手に入れようとすると、、、所謂レアカラーなので、入手のためにはお金か時間か、もしくはその両方、そして熱意が必要になります。

一方、実は他のメーカーであれば案外簡単にレアカラーのコードバンシューズは手に入ってしまうのです。しかもオールデンのコードバンシューズと変わらない値段です。

そんなわけで、誰でも手に入りやすいので稀少性は落ちますが、、、まぁあんまり、もでぃふぁいど は気にしていないです。皆買ったらええやないか。履きやすくて最高よ。

もでぃふぁいど は自分のワードローブに薄い茶色のタッセルローファーが必要だった、、、というか欲しかった、というのが強かったですが、、、

しかも、あの貴重と言われるウイスキーコードバンでタッセルが作ってあるとか、コードバンの用途としては一番くだらなくい感じがして、良いです。笑

泣く子も黙るレアカラー!俺はウイスキーコードバンだぜ!!

……え、俺、タッセルにされちゃったの?みたいな。

馬の尻革冥利としてはどうなんでしょう。

というわけで、現代でウイスキーコードバンのエイジングが楽しみたいなら、クロケットで決まりっすよ!!

この緑がかった感じが、、、

ああ、こんな飴色に!!!

最高です。いつワックスかけてトゥルントゥルンにしてやろうか。。。

しばらくはクリームエッセンシャルや、オールデンの無色のブーツクリームでしたが、今はクレム1925のコニャックでケアしています。


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1.3メス仕上げ???

クロケットのメインライン(レギュラーライン)でここだけは、理解できねえなぁ、という部分です。笑

ウェルトを見ると、、、

縫い目ではなく切れ目が……

出し縫いが見えません。

これは、刃先が先行する特殊なミシンで縫っているからです。

ウェルトに溝を掘り、そこに出し縫いをすることで、溝の中に糸が隠れます。

……いらなくない?このディテール。

別に出し縫いの糸が見えているくらいでフォーマルじゃねえなぁ、とか言わないですし、、、

そもそもアッパーがね、もうこの色だから。気にしないから。

ウェルトはソールを縫い付ける縫いしろです。

わざわざオールソールの要となるウェルトに傷をつけるようなことせんでも、、、

っと、もでぃふぁいど は思ってしまいます。

小学〇年生のふろくの「のりしろ」をボロボロにするようなもんですね。しかも剥がしたりくっつけたりする部分ときた。(糊を剥がすようなふろくはありませんが。笑)

まぁ要はアレですね。お洒落さんですね。

2.クロケット&ジョーンズ キャベンディッシュ3の役割!!!

家内には言われます。足何本あるんだと。同じような靴ばかりじゃねえかと。

まっことその通り。その通りなのですが。。。

たとえ見た目が似ていても、たとえ足は二本しかなくても、もでぃふぁいど にとってはその靴にはその靴の役割があるのです。

クロケット&ジョーンズ キャベンディッシュ3の役割は、、、

気楽に外出するとき!特に車で出かけるときにピッタリ!

って感じですかね。180だと、長時間運転すると足がむくんできてやばそう。。。と思うときはまず、この靴です。

あとは基本晴れているときで、「今日はウイスキーコードバンに日光浴させてやりてぇなぁ!」という日に履いて行きます。まんまですね。エイジング、ラヴ。

3.クロケット&ジョーンズ キャベンディッシュ3を例えるなら!!!

そう、例えるなら、、、

コンクリートから立ち上る陽炎。ゆらめく景色向こうに国道が直交しているのが見える。この坂を登りきれば、海が見えるはずだ。

休日の朝の空気が好きだ。今日は何の予定もない。

本当に自由を感じられるのは日々、忙しくしている毎日があってのことだと思う。スマートフォンが鳴ったのは、コーヒーとトーストを腹に収め、今日は一日何をしようか、とソファについたときだった。

表示されている名前は彼女のものだ。このまま居留守を使い、しばしのんびりしたあと折り返そうかとも考えたが、思い直して通話ボタンをスライドする。

さらば、平和な休日よ。心の中で平穏な休日に別れを告げて、耳にあてる。

「もしもーし?」

「あ、やっと出た!何してたのよ、まだ寝てた?まぁいいわ、海に行きましょう!」

何から答えたらいいやら。

正直、クーラーの効いた部屋で1日中のんべんだらりとしていたい。

まぁ、でも。

こうでも言われないと夏の間中、外に出ずに終わってしまう。

「なんで突然また?泳ぐわけじゃないんだろう?」

「晴れてるから、夏だから、海を見に行くのよ。他に理由が必要?」

「正直、1年の間に、海が見たくなること自体が、ないなぁ。」

「つまらない人生送っているわねぇ。クーラーの効いた部屋でゴロゴロしているうちに、きっとおじいちゃんになっちゃうわよ、しわしわの。」

それは全国のしわしわのおじいちゃんにあんまりだ。

「まぁ、ともかく。」

「ともかく?」

「もう海辺の駅にいるから、なるべく早く来てちょうだい。」

「えぇ……。」

それだけ言うと、彼女はさっさと電話を切ってしまった。

通話終了を示す画面をしばし眺める。頭はついていけても、体がついていかない。

結局、涼しい室内とお別れするのに多大な労力を要したために、僕が電車を降りたころには昼近くになっていた。

彼女は駅前のカフェにいるらしい。

テラス席に目をやると、淡いオレンジのワンピースにサングラス姿の彼女が見えた。

「おーい、お待たせー。」

「お待たせー、じゃないわよ!ずいぶん時間かかったわね。美容院で髪でもセットしてきたの?」

「じつはそうなんだ、見てくれ、この流麗な髪型を。」

「嘘つきなさい、いつものボサボサヘアじゃないの。はぁ、まったく!」

彼女は2杯目のアイスティーを飲み干してしまうと立ち上がって言う。

「さぁ海に行くわよ!」

根に持たないのは彼女の良いところだ。

かくして冒頭までたどりつく。

僕の脳裏にはずっと、涼しい部屋とお別れしてしまった悔いがちらついていたが、彼女はお構いなしだ。

この炎天下にあって、彼女だけがまるで暑さを感じていないかのように涼し気に歩いている。

「君は暑くないのかい?」

水盆の底を泳ぐ金魚のように、ワンピースの裾ををひらひらさせて歩く彼女に問う。

「暑いに決まっているじゃない。でもね、暑い暑い言っててもどうにもならないから。せめて涼しい顔して歩くのよ。」

「そういうもんかい?」

「そもそも、さっきからあなた自体が暑苦しいのよ。私、ずっと視界に入れないようにしているもの。」

「うわぁ、ひでえや。」

「あれだけ待たされたんだから、このくらいは許されてしかるべきと思わない?」

勝手に待っていたのはどう考えても彼女のほうだったが、ただのじゃれあいだとわかっているので正論は口にしない。

彼女のほうもそれは理解していて、それをこちらが汲んでいることまで承知で話を進めている。

共通の知人に訊けば、彼女は別にそこまで破天荒ではない、という。

僕の前では、そうあるように振舞っているのだ。これも、僕が承知していることを彼女は承知の上で、そのように振舞っていた。

意味不明でややこしく、そして、彼女とでないと成り立たない関係だった。

長い坂を登りきり、海沿いの国道を渡ってしまうと、砂浜と海が見える。寄せては返す海岸線は緩やかなカーブを描き、岬へとつながっていた。空と海の蒼さ、そして砂浜の白がまぶしい。吹き寄せる風からほのかに潮の香りがする。

「ついたわねぇ。」

さすがの彼女も少し暑さが堪えたのか、気の抜けた声で言う。

「人を呼び出しておいて、そのテンションは、どうなんだい?」

「えー、結構ここまで頑張って来たじゃない、私。」

もうすっかり地に近い彼女だ。

そもそも、言ってしまえば彼女も暇だったに過ぎない。それぞれ暇にしていても、家でのんべんだらりとしているだけだから、そういうときは連絡を取り合ってどこかしら出かけよう、という取り決めになっていた。

こうしていると一人ではまず出かけないけれど、二人ならまぁ行くか、というスポットに出かけることが多くなる。

結果、彼女と来なければこのまま一生来なかったのではないか、というところにも行くことができているため、そこそこ有意義な関係だと思っている。

言うなれば、「出かけるために出かける」という会だった。

「はぁ、なんかそのへんでアイスティーでも飲みましょうか。」

「3杯目?よく飲むねぇ。」

「紅茶っていくらでも飲める気がしない?」

そんな気はしなかったが、とにかく暑い。海辺の景色は写真としてみるには良いが、今日は気温も湿度も高すぎる。

「とにかく決まりね、決まり。行きましょう!」

彼女は涼やかな室内と冷えたアイスティーを想像して少し気力が回復したらしく、また歩き始める。もう海は満足したようだ。

そんな様子を見ていると気ままで奔放な彼女こそが素なのではないか、という気もしてくる。

「ねぇ。」

歩きながら彼女はふと思い出したように言う。

「あなたのこと、あの子に訊いた時にはけっこう真面目な人、って聞いていたんだけど。」

「こんなに真面目なやつも、そうはいないだろう。」

「このまえ読んだ本に書いてあったわ。人一人がひとつの人格を持っているわけではなくって。人格っていうのは、人と人とのコミュニケーションの中で都度立ち上がってくるものなんだって。」

「スルーだな……。」

潮風が凪いで、彼女の髪がふわりと落ち着く。

「わたしが今話しているあなたは、わたしと話している間にしか存在しないあなたなの。逆もそう。あなたと話しているのも、あなたといる時にしか存在しない、わたし。」

唐突に難しい話をし出すので頭が追い付かない。

「えーと?」

「私の前でだけなのかしら?話に聞いていたより、だいぶグウタラで、甲斐性もない人がこうして隣にいるわけだけれど。」

彼女がサングラスを外し、わざとらしく首をかしげる。

「君といると根のところが出やすいのは確かかもなぁ。」

「私は、あなたといるときの私が好き。」

「おいおい、結局自分が好きなのかよ。」

彼女が首を振ってからいたずらに笑う。

「ううん。私だけじゃなくって。私の前でしかいられないあなたなら、グウタラなあなたでも、好きになれそうだなって、思ってただけよ。」

こんな感じですかね。

自由で、気ままで、リラックスできる関係って良いですよね。

そして、ウィスキーコードバンに振り回されているもでぃふぁいど です。

今日のモディファイ!!!

ウィスキーコードバンまとうキャベンディッシュ3は自由気ままでリラックスできるローファー!!!お気軽なお出かけからここぞという晴れの日に最適な相棒!!!!

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