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革底のつま先削れを110円でしばらく耐えるメソッド〜限界革靴ラバーのたしなみ

修理費もバカにならないですからね……。

革底のつま先の削れに気をつけろ!

革底、つまり、レザーソール。
いいですよね……!!

たとえラバーソールの方が耐久性もクッション性もグリップ力も優れているとしても、レザーソールには抗えない魅力があります。

けっこう本気で美味しそうと思うのヤバいですか?

そんなレザーソールラバーが気になるところと言えば、やはりつま先の削れではないでしょうか?

グッドイヤーウェルテッド製法で作られた靴は、マッケイ製法やセメント製法で作られた靴と比べると、初期返りが悪く、結果としてレザーソールのつま先がゴリゴリと削られていきます。

で、これを放置すると、ソールとアッパーを繋いでいるウェルトというパーツまで削れてしまいます。

この靴はまだセーフ!

グッドイヤーウェルテッド製法の良いところは、ウェルトを介してアッパーとソールが縫い付けられているので、アッパーの負担が少なくソールの交換ができることです。

アッパー↔︎ウェルト↔︎ソール

という感じでそれぞれ縫い付けられているわけですね。ウェルトとソールを繋いでいる出し縫いの糸を切れば、

アッパー↔︎ウェルト↔︎Newソール

という感じで交換可能!

が、これがウェルトまで削れてしまうと、

アッパー↔︎Newウェルト↔︎Newソール

という感じで、2回縫わなければいけなくなるので、修理代も高くつきます。こうなるとグッドイヤーの靴の良いところが台無しというわけです。

そんなわけで、つま先の削れがウェルト近くまで達したら早めに修理しましょう!レザーを足すなり、ラバーを足すなり、スチールを打つなりすることでレザーソールの寿命を伸ばすことができます!

これは「つま先ラバー」(ラバーを足したやつ)

J.M.WESTONに学ぶ、レザーソールのつま先の削れ、110円でなんとかしたい……!!

つま先の削れは早めに修理に行こう!!とか言っておいてなんですが、もでぃふぁいど はつま先がウェルト近くまで削れたままの靴がたくさんあります。笑

だって、つま先の削れって、指数関数的に削れづらくなっていくんですもの。(個人の感覚です)

履き馴染むことによってソールの返りがついたり、ソールの角が落ちたり、という要因から、つま先はどんどん削れにくくなっていくのです。

なので、まだだ……!まだイケる……!!

というような感じで、もでぃふぁいど はしばらく修理を見送っています。あーあ。

とはいえやっぱりねー!ある日見たら

「ウェルトごといってんじゃん!!」

という事態は避けたいのです。どうしても避けたい。じゃあどうするか?

これがあるじゃろ。

これをこうして

こうじゃ。

つまるところ自家製ラバーチップです!!

もでぃふぁいど は安定と信頼のコロンブスさんのラバーシートを使いましたが


なんなら100円均一ショップにも類似品は売っています。革から革靴のパーツを切り出すクリッキングの如く、1枚のラバーシートから多くのラバーチップを切り出して歩留まりをあげましょう!!

コロンブスさんの600円のものだとしても、ここからラバーチップ量産可能なので、そのくらいはかけても良いかもしれないな、とも思います。修理するよりは安いのは間違いない!!

う〜わ、ケチくさ!という向きもあるでしょうが(笑)、この方法、そもそもはJ.M.WESTONから学んだものです。

ある意味正しい用法

いまどうなんだろな?という感じですが、以前スペシャルオーダーした際は「レザーソールはつま先削れやすいんでラバーのシール、つけておきますね〜」といった具合でこんな感じのシールをつけてくれたのでした。

今にして思えば、アレってあの店員さん個人の親切だったのかもな、と思わなくもありません。

返りがついていない状態でこのシールをつけると、あっちゅー間にどっかにいってしまう……というかウエストンでもらった時はそうでした。が、ここまで履いて削れて、という具合であれば1日履いても無事でした!!

修理は必要というのはわかっていますが、送るにしろ持っていくにしろ、ちょっと手間なのは事実なのでこんな感じで延命しつつタイミングをはかるのもアリだと思います!

今日のモディファイ!

限界革靴ラバーに幸あれ!!!

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