今日は趣味というものについてつらつらと考えたことを。
最近の「趣味」
どんな趣味もそうですが、今はInstagramとか、(ここはともかくとして)ブログなんかもあったりして、上を見ようと思えばいくらでも見つかっちゃいます。
靴について言えば、頑張って磨いた靴をやっとアップしても周りに自分以上のレベルの方はプロの方含めゴロゴロいるというか。
ブログなんて更に恐ろしいもんで、ある程度コンテンツがないとGoogle先生に拾ってもらえませんので、まず皆さんの目に入りません。「検索に引っ掛からなければ存在しないのと同じ」なんて恐ろしい言葉もあるくらいです。
(このブログは徹頭徹尾、物量で殴るスタイルでなんとか存在を維持しています。笑)
もでぃふぁいど とスマブラと
ちょうど最近思っていたようなことは前にもありました。
スマブラという有名なゲームがあるのですが、もでぃふぁいど はコレが結構強い自負がありました。
しかし地元を出て大学の友人たちとやってみると異様に強いやつが1人いる。徹夜しても、酒を飲ませても(笑)、1度も勝てません。飲ませた分飲まされるので当然ですが。
今こういうことがそこかしこで起こっているのではないかと。
件のスマブラも今やオンラインで世界中の人と対戦できるようになって、実力はこのくらい!と1発で出てしまうので、もはや「得意です」と言えるかも怪しい感じです。
いいじゃないですか、「仲間内ではそれなりだった!」みたいな自尊心。それぞれのコミュニティにそれぞれの1番がいる。
たくさんそういう人がいるのは良いことだと思うんですけど、オンラインで全世界と繋がってしまうと、1番と言える人は世界中で1人になってしまいます。
これからの子どもたちはどこで自尊心とか養うんだろうなぁ。自分が最も得意なことは「世界で5,000位」とか言われて嬉しいんだろうか?
なんだかストイックな世界です。大人はともかく子どもの頃からそんなん知らなくてもいいんじゃないかなぁ。
というのが、靴も同じでは??とふと思ったのでした。
趣味に貴賎なし!
と言えば、まずは趣味間に上下はない、ということだと思いますが、1つの趣味の中でもそうだなぁと最近思います。
ジョンロブロンドンでビスポーク常連の人も、初めてのスコッチグレインを1足買って気にいった人も、同じ靴好きなんですよ。そこに上下はありません。
この場合、スコッチグレインの人だって何の遠慮もなく靴好きだと言っていいわけです。さらにモルトドレッシングとか知っていたら、普通の人からすれば立派なマニアですよ。
でもインスタとか見ると、良い靴を持っている人はいくらでもいる。自分より上手に靴を磨ける人はいくらでもいる。
そうすると、なんだか自分が靴好き、靴磨き好きだと言うのもおこがましいというか「いえ、私なんかぜんぜん……」みたいになりがちです。
が、果たしてそうなのか?こんなブログのこんな記事まで見ていただいている方は間違いなく靴好きでは???
別にプロを目指すわけでなければ、靴磨きの腕なんてどうでもいいんですよ。上手ければすごいですが、別にそれで人としての格が上とかそんなことはありません。それで戦うものじゃないというか。
だからもでぃふぁいど は全然光ってなくても磨いた靴をインスタにあげたりします。でもサフィールノワールのワックス、マジで全然光りません。笑
そんなわけで、この記事を見ていただいた靴好きな方は胸を張って靴好きだと、誰に遠慮することもなく言ってほしいなと思います。別に靴に限らずですね。もでぃふぁいど も図々しくそんな感じでやっていくと思います。
あの、稀に「素人かよwww」みたいなコメントを大して読まずにゴミ箱にブチ込んだりするのですが(笑)、正真正銘、ただの素人ですからね。あしからず!!
今日のモディファイ!
なんかやたら湿っぽい記事になったな??でも世はもうすぐクリスマス。もでぃふぁいど の元にも何かが届く予定です!乞うご期待!!!!
こんな予想外なPVとは思わなんだ…
もでぃふぁいどさんこんにちは!いつも楽しく見させていただいております!
当記事とあまり関係なくて申し訳ないのですが、今年発表された「ウエストン・ヴィンテージ」についてはどう思われますか?
調べてもなかなか靴好き様の方々の感想等が出てこず…
低収入の若輩者としてはどうしても気になってしまいます!
我らがもでぃふぁいどさんの見解をお聞きしたいです♂️
ごまとんさま
コメントありがとうございます♂
テーマなんてあってないような記事ばかりのブログですので、なんなりとコメントください。笑
ウエストン・ヴィンテージ、非常に良い取り組みだと思います。靴好きの方の感想が少ないのは、皆さま既に新品を買ってしまってお腹いっぱいなのではないでしょうか。(私はそうです…笑)
1.中古靴買うより良い!!
私自身はあまり中古靴に抵抗がないというか、アルコールで拭けば良いっしょ!くらいなものなので、状態さえ良ければ普通に買ってしまいます。
そういう人間からすると、メーカーできちんと修理手当されたものを買えるというのなら嬉しいです。リーズナブルなのも良いですよね。デザインにクセがあるものも多いですが……笑
ただ、サスティナブルな取り組みにするなら変にファッショナブルにせずに飽きられにくいスタンダードな形にしておくのが良いのではないかなぁと、少しだけ小言もあります。
2.ロマンがある!!
単に中古を買うよりロマンがありますよね。大抵日本で中古靴を買えば、日本人が履いてた、というのは容易に想像がつくのですが、この取り組みは海外のものに当たる可能性もありますよね。サイズ的に少ないかもしれませんが…
この靴は今までどこで過ごしてきたんだろうな?本場のクリスマスマーケットを回ったり、パブやスタジアム、フェスになんかも行ってるかもしれません。とか考えると非常に楽しいです。
また、どこぞの誰かが履いた、というだけでなく、きっちり直してくれたという部分で職人さんが介在しているのも良いなと。ソウルはそのままに、ボディだけリフレッシュして再出発というか。
ウエストンのデザイナーの方のインタビューにもありましたが、自らのモノにストーリー性を求める若い方は増えていくと思います。そんなときに、自分は大量生産大量消費のコマーシャリズムから抜け出し、先人が大事に履いた靴を職人が大事に直してくれた靴を選ぶ、というのは大層意義あることだと思います。
というのを記事にしようかなぁと思っているうちに年が終わりそうですので、先にここでチラリと公開しておきます。笑
もでぃふぁいど様
大変ご丁寧な返信、ありがとうございます!
ご見解、大変に参考になりました!
クセのあるデザインが多めとのこと、知りませんでした…自分はスタンダードなゴルフのブラックを欲しているので、それがもし無いとなると、食指が引っ込んでしまうかもしれません…笑
ただ、理念としてはやはり素晴らしいですね!SDGsの流れがありますし、ロマンも感じます!
記事の方改めて楽しみにしております!!