みんな(もでぃふぁいど 含む)
ハント半額!!!
ハント、リジェクト品半額祭りがやっています。もでぃふぁいど の中で。
初週の前半には50%オフだったゴルフやローファーが後半には40%オフに変更されたあたり、ハント半額祭りもいつまで続くかわかりまへん。
もしかしたらもう終わってる可能性すら……
いや、そんなことはない!!きっと!!
ハントは!!僕らを!!待ってる!!!
自分で記事を書いてしまったばかりに、今週末には紳士たちが殺到してハントを全て買っていってしまうかも。
いや、それはそれで、平和なことだ。(嫁からの視線的に
それ以前にこのブログがそんなに見られているかは……
まぁあのお店に974足はないかな、きっと……
しかし。
全ては縁。
ここで運命のハントに出会えるかどうかは自分がこれまで、どのように生きてきたのか。どのような靴道を歩んできたのか。
その集大成と言えましょう。
それで巡り会えなければ、己が靴道を精進するのみ。
うん、覚悟は決まったな。会いに行こう。
さて、問題は巡り会ったとして買うかどうかだ。
いつかはハント!!
靴好きの見果てぬ夢。
その夢は人それぞれありましょうが、
- いつかはビスポークで世界に1足だけの自分の靴
- いつかはEDWARD GREENのDover
- いつかはJOHN LOBBのPhilip2
- いつかはJ.M.WESTONの677Hunt
こんなあたり挙がる方も多いのではないでしょうか。
そう、つまりハントは永遠の憧れ。
さらにはドーヴァー(20万)やフィリップ(25万)と比べても頭ひとつ抜けた定価です。(32万?)(価格はざっくりです)
というかあと数万円足せばビスポークできちゃいます。税込ならそのままでも……?
そもそも30万円を越える既製靴ってなんだよ……。
だいたいこの辺りがハントが「いつか」になりがちな理由かと。
なりがちというか、もでぃふぁいど は、ということですが。
いったいこの靴はなんなのか。今回買うべき理由を考えてみました。
ハントを買うべき理由!!
だって安い(笑)
いつからオメーは16万だか17万だかの靴を安いと言える給料になったんだ??ナメてんのか??
嫁
いやいや、その16万だか17万だかが値引いてもらえるってんだから、こちとら大騒ぎなわけですよ。
16万が大金だからこそ、心がざわついているのです!!!笑
加えて言うならば、経済学的には将来の16万と今の16万は同等の価値ではありません。
利子率rを考慮すると現在の16万の価値は将来の16万の価値を上回るからであり……あれ?買わない方がいい?
いやいや、ここ何年かの革靴価格の上昇率と、そもそもこの半額が未来永劫続くものでない限り、ここでの出費は尊いものとなることでしょう。
ちなみに嫁との議論は平行線を辿っています。
魅惑のノルウィージャンウェルト製法
上の項でも書きましたが、ハントと言えばノルウィージャンウェルト製法。
でもこれ、どう見てもノルウィージャンなウェルトはついてないよね。
パラブーツがノルウィージャンウェルト!と言うのは確かにノルウィージャンなウェルトが巻いてるのでわかるのですが。
ハントはどう見てもノルウィージャンなウェルトが巻いているわけでもない。
ノルベジェーゼでは??と言う気がするも、公式にはノルウィージャンウェルト製法としっかり書いてあります。
価格書いてありましたね。以前はなかった気がしますが……
ちなみに英語でも。
じゃあもちろんフランス語でも。
……と言いたいのはやまやまですが、もでぃふぁいど は仏語ちんぷんかんぷんなので、Google先生の力を借りると……
書いてないじゃん!!!
ノルウィージャンとしか書いてないですね。
なんてミステリアス。
こういうミステリアスなのに昔から弱いんですよね。
うん、でもこれ、やっぱり一般的にはノルベジェーゼだな。全然一般的じゃない
魅惑のスキンステッチ!!
スキンステッチ。
革の表面に針が貫通しないよう、内部を縫い合わせていく技法です。慎重な手作業が求められるので生産数が限られ、この技法が使われた靴はたいてい通常ラインより高い価格が設定されることもしばしば。
3倍弱になるケースは稀ですがね。
もでぃふぁいど はすっかりUチップマニアと化しつつあり、せっかくUチップならスキンステッチかな?みたいな思考で、そんな靴だらけなんです。
そんなわけでEDWARD GREENの流麗かつモノによっては大人しめなスキンステッチや、オールデンの「がんばった!」感溢れるスキンステッチと比べてハントのスキンステッチは……
「めっっっちゃがんばった!!!」
って感じですよね。
ウェルト周りもそうですけど、ハントは工業的に均一な製品というより、職人技で1足1足作っている感が強いです。事実そうですが。
しかしこの3足ともスキンステッチながら、縫い合わせ方が違いますね。オールデンは合わせてないし。今度違いをまとめよう。
手に入れられたらな!!!
ハントは良い靴!!
……なにこの頭の悪い見出し。
でも定価32万の靴。
良い靴に決まってる。でなきゃ困る。
しかし、実はハントってあんまり情報出てこないですよね。
わかっていることは、
- 9分仕立て(ソールの出し縫いのみミシン縫い)
- 特徴的すぎるノルウィージャンウェルト製法
- ↑の糸はロウ引きした麻の糸
- ↑↑のために耐水性が高い(ほんと?)
- ↑↑↑の糸がアッパーに三角状に出てくるのが不思議すぎる
- ロシアンカーフ(Russia Finished Calf)使用で耐水性高し
- ダブルソールながら厚い革を使っているので実は同社のトリプルソールフルブローグくらいの厚い底
- ↑トゥにスチール標準装備
- ↑↑なんならカカトもスチール装備
- ヴァンプ〜トゥのステッチは慎重な手作業が求められるスキンステッチ。モコモコうねうね。
- 他の靴と違ってあまり修行修行しないらしい
こんなところでしょうか。しかし……
なんか、いくら理由を積み重ねていっても、32万の靴にならないんですよね。
でも、もし、あなたに好きな人がいたとして、その人の特徴をいくら挙げていっても、その人そのものにはならないはず。
いくら言葉を重ねても、表しきれない。
そう、それはあくまで記号の集合でしかないからです。
つまり大事なのは、言葉や、ピンポイントな特徴ではない。
言葉で表せない部分も含め、全てが渾然一体となった、いわばその雰囲気、そして、その存在そのものが尊いのです。
よし、良いこと言った。
まとめ!!〜結局はブランドの哲学に惹かれて
さて、結局のところ、ハントが欲しいというのは、J.M.WESTONの最高峰を履いてみたい、という動機が大きい気がします。
まず、ゴルフやローファーを履いて、その馴染み具合に驚き、「あぁこんなフィッティング哲学を持っているウエストンの最高峰はいったいどんな履き心地じゃろ?」となるのです。
履き心地マニアのもでぃふぁいど だけですかね?
でも1足目からハント、という方は少ないんじゃなかろうか?(値段的にもそうなんですけどね
ここまでなんだかんだと言ってきましたが、なかなか32万円分の理由を明確な言葉にするのは難しいですね。その価値はあるはずなんですけどね。
でも16万円ぶんくらいは言葉にできたと思う。
よし買おう。嫁を説得できれば。
今日のモディファイ!!
嫁には「行くならここにカードは置いていけ」と言われています。
はじめまして
こちらの前々回の記事を見て、木曜日に仕事を放り出して暴風雨の御殿場へ行き、マイサイズ(6c)のハントダービー(タンブラウン)をお迎えしてきました
半額でもパンチの効いたお値段のためサイズは迷いましたが、ハーフウィズ下げの攻めたサイズにしたのはweston履き慣らしの極意を見たお陰です
ありがとうございました
ymgcさま
コメントありがとうございます&ハントおめでとうございます!!
御殿場のあたりって高速走ってても結構天気悪いこと多いですものね……
やはりなんだかんだと修行しんどいのでしょうか??無理ない範囲でファイトです!!!
まだハントありましたよー!
ガラスケースに入ってるのは7cでした。
右の爪先が色抜けしてるとか。。
通りすがりさま
コメントありがとうございます!!
ハントありましたか!!
7C……なんだかちょうどよさそう……もしくはちょいタイトに履きこんでいけそうな……そして色抜けなんてクリームやワックスでなんとかなる気が……
素晴らしい情報をありがとうございます!!!
もう一度いっていろいろ聞いたら、近いサイズだと6/Eとかはあるみたいです。7より大きいのはもうないみたいです。
合えばぜひ!
返信ありがとうございます
私が行った時に出してもらったのが6C、6/D、7Cでした
ゴルフが6Dで羽根が閉じてきたので迷いましたが将来性に賭けて180と同じ6Cにしました。
試着の時はそれでよかったのですが、帰宅後足がむくんでいると履き口が狭いので足がなかなか入りません
沈みも少ないと聞きますし、あまり攻めたフィッティングは危険なのかもしれませんね・・・これから時間をかけて修行をしたいと思います
ymgcさま
ありがとうございます!思っていたよりずっとサイズの選択肢がある感じですね……!!!
とはいえ7以上はないとのお話もありますので、私はギリギリなところですが……
私も買うとすればなかなかの修行になりそうです。笑
もでぃふぁいどさん、こんにちは。
過去の記事から読んでいるともでぃふぁいどさんは6.5Dが良さそうですね。
ウチも奥さんから行ったら、オートロックの前で土下座の勢いで釘を挿されたので、断腸の思いで見送りました。
近くて遠いですね、御殿場。