今回はアーチフィッティングの真実に迫ります!!!これはモディファイドラスト革命!!!
アーチフィッティング?
アーチフィッティングは、フランスのアナトミカというショップが提唱する靴のフィッティングの考えかたです。
主に土踏まずをフィットさせることで姿勢を良くし、疲れづらくなり、そして歩きやすいと、良いことづくめのフィッティング方法とされます。
そして、このフィッティングを実現するためにはオールデンのモディファイドラストが必須。
たしかに土踏まずのフィット感、すごいですもんね。
アナトミカはいろいろ振り切った(笑)お店なので、オールデン に関してはとにかくアーチフィッティング命です。(靴に限らずフィッティングに一家言あるショップなのです)
それこそ「アナトミカのフィッティングを理解しない顧客は来なくていい(意訳)」とまで言うほど。怖……。
そんなわけで、アナトミカで扱うオールデンは「ほぼ」モディファイドラストのモデルのみというこだわりのショップなのです。(VANラストのローファーはあったはず。)
そもそもオールデンのモディファイドラストがこうも有名なのは、ひとえにアナトミカの源流である、「HEMISPHERES(エミスフェール?現在は閉店)」のピエール・フルニエ氏が大きく取り上げたことに端を発します。
その後、このピエール氏が立ち上げたのがアナトミカであると。
つまり、アナトミカこそがモディファイドラストを再発見して世に問うた、いわばモディファイドラストの大家なのです。
氏いわく「正しく履いて、正しく歩けるようにする、ただそれだけ」。そんなコメントがあったような。
アーチフィッティングは大きめのサイズになる??
よく言われるのが、靴が土踏まずに沿うようなアーチフィッティングを実現すると、足長をもとにしたサイズより大きめのサイズになるということ。
もでぃふぁいど が今回、図解してみました。
つまりこんなことが起きていると。
上がアーチ長をもとにしたサイジング。
下が足長をもとにしたサイジングの図です。
モディファイドラストは土踏まずの後ろ側の突き上げがすごい!!という方はおそらく下の絵の状態かと。
サイズが小さいと靴のアーチも小さい。そしてそのアーチも後ろに寄る。(図は絵心的にちょっと極端ですが)
もでぃふぁいど もこの、土踏まずの後ろ側の突き上げがすごいパターンです。
もちろん足長に対する、足の指とそれ以外の部分の長さの比によって変わってきます。
うらやましいです。
まぁ図は目安で見ていただくとして……笑
じゃあ、指が比較的短い場合は、大きめのサイズを選べばいいんだ!!!
となり、オールデンを扱うお店でもそうやって大きめサイズをオススメされたりしますが……。
サイズを上げると甲も高くなる!!
次に問題になるのが甲です。
サイズを上げればアーチはフィットしますが、靴の甲も高くなります。
結果的に甲に隙間が空き、羽根が閉じます。
もでぃふぁいど はモディファイドラストで7.5Dを履いていますが、過去持っていた8.0Dのペアでは、紐をキツく結ぶと羽根が閉じてしまいました。
羽根が閉じきってしまうとフィッティングの調整ができなくなってしまいます。
いっぽう、甲が高い方はサイズも上げても羽根が閉じきらないのでモーマンタイ、パーフェクトなアーチフィッティングの完成です。
ただ、甲が普通〜薄い方は絵のように隙間が空いてしまいます。モディファイドラストの甲は標準的な高さなので……。
これが、アナトミカ以外で買ったオールデンでアーチフィッティングを実現するのが難しい理由です。
え?じゃあアナトミカは?
実はアナトミカのオールデンにはシュータンの裏にフェルトが仕込まれています。
なぜアナトミカで展開しているオールデンのシュータン裏にはフェルトが貼られているのか……??
これが答えだと思います。
アナトミカのオールデンは甲が低いと言われるのもこれが原因かと。
甲が低いというか、そもそもデカ目に選ぶのが前提になっているのです。
ん?つまり、普通のモディファイドラストのオールデンをハーフサイズくらいデカ目に買って、シュータン裏にタンパッドなりなんなりで調整すれば、アナトミカフィッティングが完成するのでは!?!?!?
モディファイドラストを更にモディファイするってわけだ。これをもでぃふぁいど が行うことで、
モディファイド・モディファイド・ラストbyもでぃふぁいど が完成する……!!
きになる……きになるぞアーチフィッティング!!!
だからそれがアナトミカ オールデンだと……
とはいえモディファイドラストとひと口に言っても、実はオールデンの矯正靴のカタログを見るとモディファイドラスト自体が何種類かあり……
当時、エミスフィールでオールデンを見つけたbeamsの方が同じモデルをオールデンにオーダーしたつもりが、微妙に違うフォルムの靴が来た、なんて話も拝見したような……
果たしてアナトミカのモディファイドラストと、通常ラインのモディファイドラストは同一のものなのか……!?謎が謎を呼ぶモディファイドラスト!!!
そしてやっぱりきになるアーチフィッティング!!!!
とモディファイド・モディファイド・ラストbyもでぃふぁいど……
今日のモディファイ!!!
8.0Dマジで手放すんじゃなかった………
フェルトはライニングレザーの代わりなので厚みは変わりませんよ
アナトミカ好きさま
コメントありがとうございます!!
ライニングレザーやキャンバスよりフェルトの方が厚みがあるかと思ったのですが、実際どうなんでしょう!?
調べてから書けや、という話なのですが、なかなかアナトミカにご縁がない場所に在住しておるもんで……
いつか確かめてみたいと思います!!
どうなんでしょう。
ライニングありでもなしでも、その状態で木型に入れて吊り込むので靴の中の容積は同じになるはずですよね?理屈的には、ライニングの厚さ分の隙間ができるということはないのでは?
ただ、ライニングがない分アッパーがやわらかくて、体感的には緩く感じるかもしれませんが。
石田様
コメントありがとうございます!
時が経った今、おっしゃることはごもっともと感じます。笑
相変わらずアナトミカにはご縁がないですが、アンラインドの靴はいくつか履いて体感したのは、オールデンのアンラインドはコードバン/スエードかかわらず他社アンラインドより柔らかいことです。
(技術的に裂けるから?)吊り込みの力を加減しているのかもしれません。
クロケットはアンラインドでもしっかり釣り込むのか、オールデンよりかなり硬めでした。
ライニングのある/なしもファクトリーによって方針が違うのかもしれません。
扁平足が多い日本人の足にはモディファイドラストが合わないのにアナトミカがとか言って履いてたりオールデン の本場のアメリカのショップにモディファイドのV-tipを求めてに来るオールデン 知らずの日本人の何と多い事か!
そもそもモディファイドラストへ矯正靴である事からアメリカのオールデンでは本店以外では殆ど取り扱いが無い事、アメリカ人の多くにみられるハイアーチでX脚の矯正の為に矯正靴専門店で扱っている事をきちんと理解した上で購入して頂きたい。
54321買ったけば間違いないは日本人の大きな間違い。
宮崎誠司さま
コメントありがとうございます!!
おっしゃることはごもっともです。
ハイアーチでない方がモディファイドラストを履き続けたときに、悪影響があるのか?ないのか?というのは今の時点で誰にもわからないのだと思います。
姿勢や足腰の痛みは靴以外の要因も大きいため、純粋に比べることができないからです。
また、多くの方(私も含む)が最初にモディファイドラストに手を出すのは、オールデン…というより輸入代理店やメディアによる情報の偏りを見ていると仕方ない気もします。責めるのは酷というか……。
でもレザーソウルさんとかは毎日「モディファイドはないんです」って言ってそうですね。
個人的はモディファイドラスト以外のラストも好きなので、もっと日本でもフィーチャーされると良いのにな!と思います。ウリが言葉にしにくいのかもしれませんが。笑
はじめまして。
モディファイドラストは扁平足に合わないとは言われていますが、ワイズを上げればそうでもないと感じております。
ハイアーチの補強をされているわけですから、ワイズを広げれば窮屈さを改善できるのではないかもしれないです。
また、モディファイドさんは8Dでタンパッドをつけてサイズを合わせれば行けるのと思いますね。
以前お持ちだった8Dは丁度良かったのではないのですか?
マツコ・ミラックスさま
コメントありがとうございます!
おっしゃる通り、ワイズで調整するのはアリですね!!
私の場合8Dは初期で羽根が5mm開くか開かないかだったので沈み込みで羽根が閉じてしまいました。
逆に8Cならちょうど良かったのかもしれません。
もでぃふぁいど!さんのモディファイドラストは、つま先のゆとりも考慮されていることはないですか?
バリーラストは大きめのサイズ(ラコタフィッテング推奨くらい)を履かれているようですし、扁平足ならつま先も重視されてるかなと思いました。
芦田福さま
コメントありがとうございます!!
現状7.5Dでもつま先は特に当たっていないです。というかこれ、ラコタさんで測ってもらって買ったものです……。
扁平足ではないのですが、つくづく正しいフィット感を得るのが難しい靴だと今回改めて思いました。
日本人に扁平足が多いって、どこの情報ですかね?
ソースをお願いします。
ロシア人さま
コメントありがとうございます。
私自身扁平足ではないので調べたこともなく、私もよく知らないです。「ソースは2ちゃん」以下です。笑
本当に確かな情報を求めるのであれば、こんな怪しい個人サイト(笑)ではなく、専門家の方に御意見聞かれるのが1番かと思います!!