Alden Cigar Shellタッセルがやってきた！！ヤーヤーヤー！！

待ってこのネタ前にも使った？？

カミンスーン！！からの

カミングスーン記事からのカミンアウトです。

久々……でもないComing Soon！！！

果たして中身は一体……！？

Rare Color Alden Arrived！！

来ちゃった。

シガーコードバンのタッセルローファーです！！

中古でないレアカラーオールデンに触れるのは人生初。しかも目の前に迫る無職。(執筆当時)

危うく履き下ろせずにドナドナの運命を辿りかけましたが、(馬の)尻の革1枚でつながりました。いや、繋がってくれ頼む。(繋がりました)

シガーコードバン！！

泣く子も破顔一笑、レアカラー御三家のシガーコードバン。

このロットのシガーコードバンはキレイな濃茶ですね。もっとオリーブ色に近い、緑が強めのロットもあります。

個人的にはどちらも超好きですが、ケア用品に悩まずに手入れできるのは一般的な濃茶に近いこちらかもしれません。

何より濃茶なので合わせるパンツの色を選びません。タッセルと合わせたら、合わない履き物は地上にはないのでは？？

レアカラーの中でも合わせやすさは随一！！その親しみやすさが超ステキ！！！

元祖タッセルローファー！

タッセルローファーと言えば、元祖はオールデンと知られている由緒あるデザイン。本家本元のタッセルローファーです。

で、この部分がタッセル。新品時はタッセルが暴れて輸送時にキズがつかないよう青いゴムでまとめられています。

取るとこんな感じ。

クッッソどうでもいい話かもしれませんが、このタッセルの房はブルックスブラザーズの創業年1818年にちなんで18本という噂がありましたが、2nd別冊の『ローファー好きのための本』にて、初期ロットの房はもっと多いじゃん！！なんだ都市伝説か〜という特集記事もありましたね。

実際に数えてみると……18本でした。数えたい方はどうぞ。

ちなみに(もでぃふぁいどが唯一リアルで対面した革靴ブロガーである)越石さんも数えてました。やはり18本。というかタッセルローファーの歴史も詳しく載っていますので、もしよろしければ併せてご覧ください。

オールデンのタッセルローファー、元祖の持つ魅力とは？【購入レビュー】

先に触れたように、そもそもこのタッセルローファーというデザインはオールデンが元祖です。

映画俳優、ポール・ルーカスがオーダーしたのを端緒に、ブルックスブラザーズでの取り扱いを経て世界的にメジャーになったデザインになります。

今昔タッセル物語！

靴におけるタッセルと言えば、ギリーシューズに見られるようなシューレース(靴紐)の先についているものがつとに有名(?)です。

タッセルローファーのタッセルは靴紐の代わりだから比較的フォーマル……と言われるのはこの靴が由縁です。もともとはブローグシューズと同様に狩猟用の靴としてスコットランドやアイルランドで履かれていました。

もともとギリーシューズには長ーい靴紐とタッセルがついており、ぬかるみに靴がハマって抜けることがないようにコレを足首に巻いた後に結んでいました。

あれ？タッセル、もしかして沼避けアイテムとしてご利益ある？

そしてその後は脱げにくく、装飾が多い特徴から舞踏用の靴として発展してきました。

現代では長かった靴紐も普通の靴と同様の長さになっています。(レディース用の靴だとこれを意識したアンクレット付きの靴や、長いシューレースを巻きつけて履くデザインの靴が現代でもありますね)

タッセルつきの革紐を履き口周りに1周させるというのは、ポールルーカス氏もこのギリーシューズの履きかたを意識してオーダーしたのでしょう。直接聞いたわけではないですが。

タッセルローファー、良い！！

ローファー(loafer)というのは、そもそも靴紐を結ばなくて良い靴ということで怠け者という意味を持つ単語であり、カジュアルな靴とされています。ちゃんとした場ではサボらず靴紐を結べ、ということです。

そんなローファー界にあってもタッセルローファーは違います。

タッセルローファーはオールデンからリリースされた後、アメリカの弁護士さんの間で流行ったこともあり今日ではローファーの中では比較的ドレッシーな靴だと言われています。つまり、ビジネスユースにはもってこいです。スラックスに合わせればなんなくスーツやジャケパンスタイルに溶け込みます。(もちろん内羽根の靴よりはカジュアルですが)

一方、カジュアルにジーパンに合わせてもオッケー。ワンマイルウェア的にスウェットにだって合わせられます。

夏はショートソックスで素足風に履いて良し、冬はお気に入りのソックスと合わせて履いて良し。

履けないシチュエーションって、超フォーマルな冠婚葬祭かアウトドア用途くらいでは？？？

そんなわけでタッセルローファーは履くシーンを選びません。最高です。

フォクシングステッチ！！(Foxxing Stitch)

Foxxing Stitch(フォクシング、フォグシングステッチ)はヒール部分のこのステッチのこと。

foxingとは靴の甲革のことです。が、なんで今回はxを重ねた……？

他ではHeel Foxingなんて呼称されている例はあります。

ヒール部分の甲革(アッパー)を縫ったからヒールフォクシング。これが1番すんなり腹落ちしますね。機能的には……何の意味があるんでしょうこれ。

フォグシングステッチは先の案内に書いてある通り、元々はブルックスブラザーズ向けのタッセルローファーに施された意匠です。

つまり、オールデンのインラインモデルのタッセルローファーと言えばの563/664には見られない意匠です。とは言いつつ、ブーツでは比較的採用されている例もあるようです。

これはどっちが良いとかではなく、完全に好みになると思います。ツルツルの563のヒールを思いっきり光らせるのも楽しそうです。

今回はせっかくレアカラーなのでスペシャルっぽい雰囲気

マシンステッチ……じゃない！！

先ほどの案内の1行目を見る限りトゥはマシンステッチとのことでした。

でも実際は……

このモコモコ、どう見ても手縫い！！！

マシンステッチのトゥは本来こんな感じ。

で、今回のタッセルローファーはコレ。

箱から出す際「手縫いじゃん」って思わず声出してツッコんじゃいましたよ。

このモコモコとした凹凸は革断面に糸を通した際にできる凹凸であり、これは機械で縫うことができません。

既製靴においては、歩留まり的に職人の高い技術が求められるため、オールデン社内にもこれを施せる職人は数名しかいないと言われています。(数年前は2人とかいう話もありましたが……)

手縫いでスキンステッチを施すブランドはいくつかありますが、コードバンをこのようにモコモコブイブイ言わせるのはオールデンの十八番というか、必殺感あるのでこれは嬉しい。

しかも手縫いが施されたモデルは、通常他のモデルよりちょっと高い値付けがされますので、これまた嬉しい。

ちなみに、なぜマシンステッチからわざわざコストのかかる手縫いに変更されたかというと間違えちゃったとのこと。

さすがオールデン、かわいい。

オールデン神との邂逅

米粒1粒1粒に3人の神様が宿ると言われる日本には八百万の神がいると言われます。日本の総人口で割れば、およそ15人に1人は神ということです。

そして広い世界においてはオールデンの神もまたおわす。

15人に1人の神、袖ふれあうも多生の縁。

ブログ続けるも多少の縁。

そんなわけで、もでぃふぁいど もひょんなことから神の1柱に触れ、その導きのままに手元にレアカラーオールデンがやってきました。

なんだか壮大すぎて自分でも何書いてるかわからなくなってきたぞ……

しかし、もでぃふぁいど がスマホを見つめながら、「こんなこともあるんだなぁ」と思うのもむべなるかな。

ともかく１つ言えるのは「どうやったらレアカラーオールデン買えるんですか！？！？」と聞かれても、もでぃふぁいど には「わからん」と答えるしかないということです。すまん。むしろ何で買えたんだろう。

いや、もしかしたらブログを頑張れば良いことがあるのかもしれません。かのオールデンブログの大家『前略、物欲が止まりません』Shogoさんもド級の縁があった記事もありましたね。

Alden collection|43540（Uチップ／NST／ウイスキーコードバン）

まぁただ、これだけを目的にブログを続けるのは相当しんどいと思いますが……

(もでぃふぁいど はあんまり苦だと思ったことはないのですが、色んなブログを見ていると続けるのは結構大変なことなのかも、とも思います。もでぃふぁいど がド級に暇なだけかもしれませんが。笑)

やっぱりブログは世のため人のために続けないと！！

え？広告収入……？？はてなんのことやら…

今日のモディファイ！

あとは履き下ろすのみ。のみ……！！

しかしそれが難しいのだと、靴好きの全細胞が叫んでる！！